Episode 5 ネイティブの日本人はほとんど使わない?「あなた」と「きみ」

Japanese World Podcast


 こんにちは!彩です!
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ポッドキャストを続けて、皆さんの質問に答えられるように頑張りたいと思います。

私は、プロの日本語の先生ではありませんが、皆さんが理解しやすいように、
わかりやすく応えられるよう一生懸命 頑張りたいと思っています!

日本語のフレーズの使い方とかニュアンスの違い、イントネーションなど、お伝えできたらいいなと思っています。
皆さんどうぞよろしくお願いいたします。

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さて、今回は、「あなた」と「きみ」の使い分けをお伝えしたいと思います。


日本語には、英語の "you"に相当する言葉がたくさんあります。


例えば「あなた」、「きみ」、「お前」、「貴様」、「おのれ」があります。

最後の3つの言葉は、良くない言葉なので、
今回は、「あなた」と「きみ」についてお伝えします。

日本語を勉強し始めた方と話をしていると、
「あなたはどうですか?」
「きみはどうですか?」というように、
「あなた」、「きみ」と言われることがよくあります。

英語で言う、“How about you?”のように、
"you"が文中にあるので、「あなた」または「きみ」と訳しているのかと思います。

しかし、実際、最近は「あなた」や「きみ」という言葉はほとんど使いません。
友達同士の会話や、家族と会話する時に
「あなた」や「きみ」と言われると、すごく違和感を感じます。
すごく変な気分になります。(笑)

「あなた」や「きみ」の代名詞を使う代わりに、
直接、相手の名前を言います。

例えば、英語で言う“How about you?”を日本語で言う場合、
「あなたはどうですか?」と言うかわりに、

「えみさんはどうですか?」
「先生はどうですか?」
「お母さんはどう?」
「たろう君はどう?」と言うように、直接名前を呼びます。

では、どんな状況で「あなた」や「きみ」がよく使われるかと言うと、
「 君が好き」、「君の瞳に恋してる」、「あなたに」のように、歌やドラマのタイトルによく使われます。

また、ビジネスシーンでも使われることがよくありますが、
職場でそれほど関わりがなくて、
自分の名前が覚えられていないとき、
上司が部下に呼ぶ時につかうことが多いです。

部下が上司(ボス)に対して「きみ」や「あなた」と呼ぶと、かなり失礼です。
ちゃんと、名前で呼ぶようにしましょう。

ただ最近では、「きみ」や「あなた」と呼ばれるとイラっとする人多いようなので、
気を付けましょう。

相手の名前を知っているのであれば、「きみ」や「あなた」と言わず、
名前を呼ぶことが大事です。

もし相手の名前を知らない場合は、
「きみ」や「あなた」を使わずに話しましょう。

例えば、
「あなたの出身はどこですか?」と言わずに
ただ、「出身はどこですか?」と言ったり、
「きみは何歳ですか?」と聞かずに、
ただ「何歳ですか?」と言うようにしましょう。

以上、ネイティブの日本人がほとんど使わない
「あなた」と「きみ」についてお伝えしましたが、
分からないことがあれば、ぜひ質問してください。

今回のエピソードのスクリプトは、私のブログに載せています。
リンクを貼っておきますので、
スクリプトを見ながらリスニングの勉強もぜひしてみて下さい。
それではさようなら!

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